無料ブログはココログ

« 赤道越えた! | トップページ | マンボ!!! »

2010年11月 9日 (火)

ラリベラ

ゴンダールからラリベラへ、ローカルバスを使うと2日がかりになってしまう。
時は金なり。
私たちは飛行機でひゅ~んとひとっ飛び。

出発前のゴンダール空港で、同じくラリベラへ向かう山本さんと出会いました。
74歳の山本さん。
「事業に失敗して貧乏になっちゃったから旅に出てるんだよ」

???

最初は意味がわかりませんでしたが、聞けば聞くほど面白い話があふれてきて、
私もかなちゃんも山本さんが好きになり、
このあと最後までラリベラの日々を一緒に過ごすことに。

私たちがラリベラに着いたのは土曜日。
ちょうど大きな市が立つ“サタデーマーケット”の日でした。
空港からラリベラの村へ向かう途中、マーケットを目指し重い荷物を背負って歩く人々やロバに遭遇。

Img_7818

その脇を、ツーリストを乗せた車が走っていく。

ひと休憩した後、私たちもマーケットへ

Img_7828

Img_7840

もうほとんど終わりかけていたけれど、食料や衣服、ヤギやロバ、空のペットボトルなどなど・・・
村の人々の暮らしぶりがちょっとだけ見えた。

そして貧しさも。
子供たちの写真を撮ると、大抵の子が「マニーマニー!」
と言ってくるけれど、お母さんにおぶわれた赤ん坊も、私たちをにこにこして見ながら、
手を伸ばす。

でも空手の真似をしながら遊んでいると、お金のことなんて忘れてはしゃぎだす子供たち。

そしてラリベラの一番の見所は、岩を削って造られた教会。

世界遺産にも登録されているこの教会は、風化を防ぐ目的で、
なんとも違和感のある屋根が付けられちゃってちょっと残念なんだけど。
聖ギオルギス教会だけはそのまま残されていて、
マーケットから帰る途中、不意に現れたこの教会を見たときは、「うわ~!!!」と声を上げて感動してしまった。

Img_7946

一枚岩を削って造られた、十字架の教会。
“天使が手伝った”と言われるのも、わかる気がする。

エチオピア人の6割がエチオピア正教。
ここに第二のエルサレムを建設するため、12世紀、ラリベラ王により作られた教会群。
エチオピアとイスラエルとの関係はさらにさらに古くからあって、
3000年前、エチオピアの女王がイスラエルへ行った際ソロモン王の子供を授かり、
戻ってきた後その子供が王様になった。
「だから僕たちはみんなソロモン王の子供なんだよ!」
とガイドをしてる兄さんが嬉しそうに言ってました。

内部にイスラエルの星が彫られている教会もあって。

ゴンダールの教会にはシリアから来た聖人の壁画が描かれていたんだけど、
自分が訪れた国との関係が見えると、さらに親近感が沸く!
(あ、あとゴンダール城はインド人の建築家が設計したのだとか!インド!?)

Img_7876

削られた穴の中で本を読む修道僧。

またまたラッキーなことに、私たちが行ったのは特別なセレモニーが行われる時期。
聖マリア教会の周りに司祭や修道僧、村の人々が集まり、夜の9時から朝方まで、絶え間なく歌い続けるのです。
Img_7939
それはとてもとても不思議な光景で、しばらくお経のように歌が続いたあと、
だんだん声の大きさや動きが盛り上がってきて、絶好調になると
「ひょひょひょひょひょひょひょ~~~~~~」
と甲高い声で叫ぶ。
これが朝まで繰り返されるなんて・・・・・

キリスト教とはいえ、エチオピア正教は独自の雰囲気が強すぎて、全く別のように思う。

そうそう、ラリベラではもうひとついい出会いがありました。
夕日を見に行こうと歩いている途中で、日本人の男性と遭遇。
JICAの下で、エチオピアの流域保全調査にやってきている透さん。

Img_7897

(透さんとアシスタントの仲間たち)

お仕事が終わったあとに合流して、透さんと山本さん、かなちゃん、私の4人でお食事しました。

そしてエチオピアのTraditional dance & music を聴けるというお店へ。

Img_7921

(かなちゃんと私が持っているのは、Tegというはちみつのお酒。くせが強い)


女の子のハスキーボイスとセクシーなダンスに、ずっと見とれちゃった!!!
首、肩、腰を細かく震わせながら、魂のこもったダンスが続く。
即興でお客さんとのかけ合いをしたりもするの。

Img_7908
私も挑戦。

夜中に、満天の星空を見るため、4人で村のはずれまで歩いていったこともありました。
懐中電灯を片手に、村の灯りが届かないところまで。
日本から遠く離れたエチオピアの地。その日に出会った日本人4人で無言で天の川を眺める。
これも不思議な巡り合わせだなぁ、なんて思いながら。

透さんからは、旅行者では知り得ないエチオピアの現状をいろいろと教わりました。
移動のバスの中からの景色を見ていると、森や田園風景が広がっていて、
決して豊かではないけれど、自給自足をしながらなんとか生活している人々の姿が見えた。
だけど、緑が増えているのは、人の手が入りやすい道路沿いだけなのだそうです。
道もないようなところでは、人々が木を切り続け、どんどん砂漠が広がっている。
25年前の飢饉の時から、それほど状況は変わっていないように見える、と透さんは言っていました。

Img_8049

また、エチオピア人は雨水を利用しないらしく、透さんはその有益性を説明しようと頑張っているのですが、
“誇り高きエチオピア人” 今までの習慣を変えることはとても難しいそうです。
そして、援助をしてもらうのが当たり前、と思っているのも問題なのだとか。
透さんは、もう援助をしないほうがいいんじゃないかと思うときがある、と言っていました。

本当に必要な支援ってなんなんだろう。
透さんが言ってた「私たちがしていることは微力ではあるが無力ではない」
って言葉が印象的だった。試行錯誤しながら、少しずつ糸口が見えてくるのかな。

それから、自分が見ている部分ってちっぽけなんだな~ということも感じました。
透さんの話を聞いていなかったら、エチオピアは緑豊かな国って言っていたと思う。
全ての面を見ることは不可能だけど、自分が見たものがその国の全部ではない、もっといろんな面がある。
出会う人も一緒。
だからできるだけいろんなものを見て、たくさんの人と話したい。


せっかく山本さんや透さんからいっぱい話聞きたいと思っていたのに。
夕飯時に2杯のビールとたった一口のワインでゲロゲロに酔っ払い、早々に宿へ・・・
途中、いつも「へい、ジャパーニ-!」とついてくる子供たちにも、
「大丈夫?酔っちゃったの?」と心配されて。
あ~、もったいない!
そして次の日も二日酔いで、結局かなちゃんとだらだら宿で過ごしていたのでした。

そんな弱っている状況の中、アディスへ戻るバスのことでトラブルになり。
バスの手配を頼んでいた人たちから完全に騙されていたのだけど、ちゃんと確認する元気もなくて、やられたー!
早朝4:30に出発したミニバスは、他のツーリストが乗っているだけのはずが、地元の人だらけ。
アディスまで一日で行く予定が、途中のデセまでしか行かないという。
もしアディスまで行きたければもっとお金を払え。

でも、最初に渡していたお金からすでにぼったくられてたから、負けまいと最後まで怒り続けてました。
そしたら、ちゃんとアディスまで行くミニバスまで連れていってくれた。

ってか当たり前だけど!!!  まったく。

乗り換えたあとのミニバスの中はとても平和で、
(ムスリム人のお祈りのため途中の町で停車したりして)
少しずつ怒りも冷め、あー、エチオピア人を嫌いにならずにすんでよかった。
街灯もない山道を車のライトだけで進んでいると、窓からたくさんの星が見えて。
山のふもとの町灯りも星みたいで、綺麗だねぇ!とかなちゃんと感激。
嫌な目にいっぱいあってしまったけれど、二人だからこそ、こんなに早く立ち直れるんだろうなと思った。

Img_8058

やっぱり今思い返しても、エチオピアは魅力あふれる国。

ぜひ、多くの人に知ってもらいたい!

« 赤道越えた! | トップページ | マンボ!!! »

w,Ethiopia」カテゴリの記事

コメント

アフリカ旅、無事だね!しかも満面の笑み・・・!笑えました。
トーゴは、ドイツのときに出ていたと」言ってたよ。サッカー指導員情報。

東京はクリスマスになってきました。気分はわくわくです~

ゴンダール・・・指輪物語に出てきた!!たしか。関係ないか・・・

>あき
 無事、アフリカの旅を終えられそうです!
 ゴンダール、そうなんだぁ!どんな風に描かれているんだろう。帰ったら指輪物語読んでみたいなぁ。

 あのサッカーの選手は、セネガルだった気がするんだけど、どうだろう?かなちゃん?

 私は、今年のクリスマスとお正月はアルゼンチンになりそうだよ。年明けに実家に帰らないなんて、初めてかも。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1354979/37601370

この記事へのトラックバック一覧です: ラリベラ:

« 赤道越えた! | トップページ | マンボ!!! »