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2010年8月 8日 (日)

前に前に

只今スロヴェニアへ向かっている電車の中です。
ヨーロッパの電車は2等席でもゆったりシートで快適!

さてさて、昨日はザグレブからSISAKという町でバスを乗り換え、
CIGOCという小さな小さな村へ行ってきました。
ベティさんにもらったガイドブックに写真が載っていて、それになぜか惹かれてしまったから。

そこは、15世紀から人々が住み始めた、湿地帯の中にひっそりとたたずむ村。
ザグレブの南東部に広大な湿地帯が広がっていて、そこには200種類以上の鳥が生息しているという。珍しい植物や昆虫も。
私が惹かれた写真というのが、その村の家々の屋根に、大きな鳥の巣が乗っかっているもの。


ローカルバスに揺られて小道を行くと、見えてきた!
ほんとに巣が乗っかってる!?

Img_3109

white stork。 春から夏の間だけ食べ物の豊富なこの地域で子育てをし、

冬になるとアフリカへと向かう。

Img_3157

とはいえどこがCIGOC村なのか、どこで降りればいいのかわからない。
とりあえず隣の女性にアピール。
小さなバス停の前で止まると、ここがCIGOCだよ、と教えてくれる。
ふーん。私はどこへ向かえばいいんだろう?

バス停の目の前に、他の家に混じって古い建物のインフォを見つけた。
おじさんに地図をもらって、トレッキングロードやレストランを教わる。
ついでに帰りのバスの時間も聞くと、「多分18時だよ」と。
お~、あと2時間しかない!SISAKからZAGREBへの最終バスが20時だから、それに乗らなきゃ帰れない!
よし。急ぎ足でトレッキングしよう。
コースは二つ。ノーマルな道を行くものと、湿地帯を歩くミステリーコース。
もちろんミステリーの方を歩きたい。
地図に載っているコースを探すと・・・ない。どこまで行ってもない。
もしや、道なき道を行くのか?
道の左側はもうすぐそばから木が鬱蒼と生い茂る森。そして地面は沼地。
仕方ない。諦めるかぁ。

そして右側の乾いた道へと歩き出す。
しばらくはトウモロコシ畑が続く道。耳を済ませると、たくさんの種類の鳥の鳴き声が聞こえてくる。地面に近いところからも、何やら動物の気配。
そんな道を誰ともすれ違わずに、ガシガシ歩く。

トウモロコシ畑を抜けると、乾いた小道の両側に湿地帯が広がり始めた。
といっても、一見しただけじゃ湿地帯とは気づかず、うっかり中に入ってしまいそう。だけど、水音が四方から聞こえてくる。

Img_3126

辺り一面誰もいなーい!
牛とヤギとカエルと鳥が見えるだけ。こっちも十分私にはミステリーです。
まだまだ先に小道は続いていたけれど、ちょっと怖くなって引き返しました。
バスの時間もあるし。

30分前からバス道をうろうろしても、バス来ない。
てか最初っから怪しかったんだ、インフォのおじさん。
多分18時? 結構重要な情報だと思うんだけど、なぜあなたが確かな情報を知らないの?
もしバスが来なかったら、ここに泊まるしかないな~、と諦め半分の気持ちでうろうろ。
ヒッチハイクを試みたけど、一人だし1回で止めた。

小さな村をうろうろうろうろ。本当に小さいから、30~40分もあれば何往復もできてしまう。

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自転車のおじさんとすれ違うと、どうしたの?(多分)と声をかけられる。
英語は通じず。とりあえず「SISAK、BUS!」と言って身振り手振りで伝えると、次のバスは20:30だと言う。
やっぱり!インフォのおじさん、うそつきー!!!

といってもおじさんの言葉を正しく理解したわけではないかもだから、18:15くらいまでは粘ってバスを待ってみた。

来ない。

仕方ない、今日はここに泊まりだぁ。ZAGREBのhotelに今日分の宿泊代も払ってあるのに、もったいないよー。

ZIMMER SOBE ROOMS  と書かれたお家に入っていって、そこの少年にもう一回バスの時間を聞いてみると、やっぱり20:30だった。
ついでに部屋も見せてもらって、ここに決定。
朝食つきで約20ユーロ。
ベッドも大きいし、キッチン冷蔵庫まで付いていて、私には贅沢すぎる部屋。

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この村には商店らしきものもないので、夕食もつけてもらうことにした。

夕食の時間までしばらくあったので、また村をうろうろ。
するとさっきの自転車おじさんが自宅の庭から顔を出した。
「君まだ歩いてるの?」(多分)
そして庭に落ちてるりんごをたくさんいただきました。

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「カフェ?」と聞かれたので、
うんうん、カフェ!と答えると、お家の中に招待してくれ、おいしいカプチーノをいただきました。
おじさんは以前ドイツに住んでいたらしく、多分ドイツ語で話していました。
何を話しているのかさっぱりわからなかったけど、
名前がマリアンで、歳は70、子供が2人に孫が2人、ということだけ伝わった。こういうときは筆談が一番使えますね!
ついでにクロアチア語の挨拶も教わって、夕食の時間になったのでバイバイ。


宿の家族もみんなほのぼのあったかい人たちで、すごく居心地が良かった。
夕食は肉!ジャガイモ!トマト!スープ!パン!というシンプルなものだったけど、久々にちゃんとした食事のテーブルについて、ついつい食べすぎちゃったな。デザートにカスタードパイまでつけてくれて。うまかった~。

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とはいえ、宿泊セットは何も持っていない私・・・
しょうがない、髪を洗うのは諦めよう。でも、日焼け止めは落としたいなぁ。

部屋に置かれていたLAXの固形石鹸で顔を三度洗い。
お、意外と落ちるねぇ。しかもつっぱらない!さすが、moistureと書いてあるだけある。もちろん化粧水も何もないけど、これならなんとか我慢できそ。

翌日は朝イチでZAGREBに戻らなければならなかったので、22時に就寝しました。

目覚ましがなくとも、朝の5時からにわとりに起こされます。
他にもたくさんの鳥の鳴き声が聞こえるんだけど、にわとりの存在感がピカイチ。

しっかり朝食をいただいて、村を後にしました。
観光客らしき人には4,5人しか出会わなかったけど、あの村はそのままであってほしい。
きっと、もっと観光客が増えたら、鳥たちはあそこに巣を作らなくなる気がする。

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ZAGREBの宿に戻ると10時過ぎ。チェックアウトタイム過ぎてるよ~、とスタッフに言われ、急いで荷造り。

次はどこへ行こうかなぁ。プリトヴィッツ公園も行きたいけど、スロヴェニアもやっぱり行きたいし。
と、日本人の大輔さんに出会う。スロヴェニアから来たって。そして、リャブリャナへの電車の往復チケット、復路の分いる?と。
そこでリャブリャナ行きを決定しました。
電車のチケットは、片道で買うより往復分を買ったほうが、安くなることがあるらしい。

大輔さん、5月に司法試験を受け、9月に結果がわかるそうです。試験に受かっても落ちても、9月には日本に帰るって。
自分も、応援してくれていた人も、裏切らないように勉強してきたからもう悔いはない。たとえ試験に落ちてても、どうにでもなるよ!と潔く言っていたのがかっこよかったなぁ。
しばらくお話をして、プリトヴィッツへ向かう大輔さんを見送りました。
公園にテント泊するんだって!いいな~。
満天の星が見えるといいですねぇ。

そして私はこうしてリャブリャナへと向かってます。

毎日毎日、次はどこへ行こう?と迷うけれど、こういう絶妙のタイミングで前へ進ませてくれる出会いがあると、余計にわくわくしちゃいます。

電車の中ですんなりとパスポートチェックも終わり、今、緑豊かなスロヴェニアを走ってます。
クロアチアで待っているアドリア海の町はもう少し先にとっておいて、あと数日、この国でおいしい空気をいっぱい吸い込もう。


☆この記事は三日前に書きました。ひどい文章だけど、そのときの正直な気持ちなのでそのまま載せちゃいます。
 
 CIGOCの家に巣を作っていたwhite storkって、なんとコウノトリのことでした! そんな貴重な鳥が人と共存しているなんて!
 まるでコウノトリに家を守られてるみたいだったなぁ。

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築200年

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