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2010年7月14日 (水)

忘れてはいけないこと

クラクフ滞在中に訪れた、アウシュビッツ、ビルケナウ強制収容所


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なかなか心の整理がつかず、書けないでいた。

見なければならないことだとは思っていたけれど、想像していた以上に辛くて、

いくつかの展示物は通りすごしてしまった。

それにすごくすごく疲れてしまって、旅自体、もう続けられないかなって思ってしまった程。

ビルケナウ強制収容所には、破壊されたバラックや焼却炉、

それにまだ内部に木枠のベッドが残されたバラックが、広大な土地に広がっている。

この日は天気が良くて空がきれいで、緑も気持ちよく生い茂っていて、

この場所で、そんなにおぞましいことが行われていたということを想像すると、

さらにその恐ろしさが増した。

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150万人の人がここに収容され、110万人もの人がここで亡くなった。

その90%がユダヤ人。

その人々が乗せられてきた列車の線路に立った。

多くの人がここで自由を奪われ、二度と外に出ることができなかった。

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私は、もちろんこの線路をつたって外に出ることができるし、

これからどこに行こうが何もかも自由。


宿に帰ってきてドミトリーのベッドに横になると、

いつも以上に他の人の物音や寝息が気になった。

収容所に入れられていた人たちは、大量の鼠の住む湿っぽいバラックの中で、

一つのベッドに2~3人の人がひしめきあって眠っていた。

洗うことの許されない薄い囚人服を着せられて。
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壁に並べられていた、囚人たちの写真が目に焼きついて、今も残っている。

ちょっといろんなことを感じることに疲れたな。


だけど、翌朝になるとまた爽やかな空が広がっていて、

11時の時を知らすラッパの音が教会の塔の上から聴こえてきて、

みんなでそれを見上げる。

戦争を経験したであろうおじいさんが、アコーディオンを弾きながら幸せそうに歌っている。

それで、またエネルギーが沸いてきた。

ポーランドの人たちがこうやって立ち上がっているのだから、

私が凹んでいてもしょうがない。

見たこと、感じたことを、一生忘れないでいよう。

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