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2010年7月 5日 (月)

学びの旅

今日は少し足を伸ばしてKGB博物館に行ってきた。

ここは、1940年からリトアニアが独立する1990年までの間、

KGBの強制終了所として実際に使われていた場所。

独立のために戦ったリトアニア人たちが、ここで拷問を受け、殺された。


地下へと伸びる階段を下ると、夏だというのに悪寒がするほどの冷気が。

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この狭い部屋では座ることができず、立ったまま出される日を待つ。

もちろんトイレもない。

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この薄暗い廊下に一人で立たされると、閉め出されてしまうのではないか、

という恐怖に襲われる。


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庭にある5つの小部屋は、囚人たちのエクササイズルームとして使われた。

一日に10分から15分、歩くのを許されたという。


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1989年、ソ連からの独立を願う人々の鎖が、

ヴィリニュス、リガ、タリンへとつながった。その距離595m


その始まりが、旧市街のカテドラル、ベルタワーの間にある。

Img_1526

このタイルの上に立ち、願いを唱え、周囲を見渡すと、夢がかないます。


そんなことをしている人は誰もいなかったけれど、恥を捨て、やりました。





世界一周は小さい頃からの夢で、でもそれは本当に“夢”だった。

こうして夢が叶うと、願っていれば現実になるんだな、って思った。


でも、自分ではどうしようもない運命に巻き込まれ、そして息を引き取るまで

苦痛の表情が刻み込まれていく人々がこの国には大勢いた。

しかもそれはそんなに古い話ではない。



私はなんて恵まれているんだろう。

戦いの中で苦しむリトアニアの人々の写真の前で、涙がこぼれた。

バルト三国を南下するほど、雰囲気は暗くなり、人々の表情は硬くなっていったけど、

このリトアニアで、最もその国の現実を見ることができた気がする。



美人のお姉さんたちはつっけんどんで冷たく、ひどい態度だけど、

観光客目当てに愛想をよくして飾るより、

本当の姿が見れてよかったのかもしれない。

ヴィリニュスは暗いだけの街じゃない。

ユニークで明るい面だってある。


次は別の姿をお届けしたいと思います。




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コメント

優子ちゃん
 いろんな貴重な体験をしながら素晴らしい旅が続いていますね!
日本と全然違う厳しい歴史、生活環境の国々が世界にはいっぱいあるのでしょうね。
 優子ちゃんの文、きれいな写真をブログでいつも見ているうちに、最近では自分が旅している気分。

>なかのおじさん
 せっかく生の勉強ができるのですから、いろんな経験をしたいですね。やっぱりその現場に立たないと、わからないことがいっぱいあるなと思います。
 世界は知らないことだらけです!

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